■大勢でアピールするフリーハグ
youtubeで見たことのあるフリーハグは一人だったのですが、新村という若者の街の歩行者天国に行ってみると、ツイッターで集まった若者がたくさんいて驚きました。日本人が半分くらいで色んな国の青年がいました。3か月前に開始してから、この日が最大人数16名とのことで、2箇所に分かれてアピールしました。
■フリーハグのパイオニアである桑原功一さん が、途中から応援にやってきました。桑原さんは、次のように言っておられました。
8年前に一人で日韓友好のフリーハグを始めた。90%の人は変な目で無視するが、自分が街頭に立つことで、共鳴してハグしてくれる人も出てくる。続けることで、メディアにも取り上げられて知られるようになり、少しは隣国友好「見える化」の役目を果たせた。「始めたら半分」ということわざが韓国にある。始めることで、目的の半分を成し遂げたという意味だ。慣れて単なる行事にならないよう、新しい発展を考えたい。
■どんな人がバグに寄ってくるのか
街頭で日韓友好のプラカードを掲げても、ハグしに来る人は多くはありません。寒空に10分間、誰も来ないこともあると、案内してくれた若い女性が言っていました。
当方の年齢のせいか、来るのは中高年女性が主でした。「大阪に行ったことがある。日本が好きだ。仲良くしなくっちゃ」という人が何人も来ました。無条件に友好を体験・理解できる観光の力は偉大であることを痛感しました。
わざわざ向こうからハグに来るのは、街頭で勇気をもって隣国友好を訴える姿に共感を示したいからと思います。寄って来る人にも達成感が得られる参加型ツールです。
■若者たちに囲まれて
終了後にミーティングが行われました。ご厚意で事務所を共用させてもらっているとのことで、気持ちのよい空間でした。自己紹介を聞き、まだ2回目とか3回目とか最近知り合ったばかりのメンバーが多いこと、何かしたいと思っている自立性豊な若者達であることが分かりました。今までは人手が足りずに撮影もままならなかったとので、今回の旅行者チームの加勢を大変喜んでいただけました。この後、若者達とワイワイと夕食まで一緒に出来たことは旅行者としては、望外の喜びでした。
■そもそも隣国友好に、なぜフリーハグなのか?
なぜ祐太郎さんはフリーハグを始めたのか?
・日韓両方の良さを知る者として、現状は「とても、もどかしい」。
・とてつもなく大きな問題だが、何かしたい。自分にできることは何かと考えた。
・他国友好の共感可視化ツールとしてフリーハグがある(桑原さんが開拓)。一人でも出来るし、仲間といっしょにも出来る。
・小さな行動かもしれないが、こうした共感アピールがあちこちで見られるようになれば、日韓の世論にも影響を与えられるかもしれない。
■ソウルでフリーハグに参加しての感想(鈴木国夫)
・青年たちが、日韓問題という巨大な課題に対し、○○にNO!ではなく、友好にYES!と共感を求める手法を編み出し、街頭で可視化を行い、YoutubeやSNSで拡散しているのが素晴らしい。
・誰に指示されたのでもなく、自分が出来ることを考え、実行している日本人留学生等の青年達がいることに感動した。「政治は、どうせ自分には何もできない無縁の世界」と初めから諦めて考えない風潮に毒されていないのが新鮮だ。
・フリーハグに応ずる人達も、両国関係がこのままではいけないと憂慮しているからこそ、とっさに勇気を出して反応してくれたのだろうと思う。
・なお、フリーハグも含めて、韓国滞在中に日本人だからと嫌われたことは一度もありませでした。一日に何度も道を尋ね、その度に親切に教えてもらいました。
■よろしければ、皆さんもご参加ください
・毎週末に新村でフリーハグを行っているとのことです。韓国旅行のついでに、日本の若者たちの行動に参加してみようと思う方は下記にコンタクトされてはいかがでしょうか。
・祐太郎さんのツイッター https://twitter.com/shootwings88
2019/11/9と10 世田谷区桜丘区民センター祭に、9条の会が日韓問題の展示をしました。街頭では中々出来ない「普通の人との対話」が目的です。
80代男性の方と下記の会話を40分ほど行うことができました。
■「韓国はけしからん。全くルールを無視する国だ。あなた方は韓国に味方するのか」
■「韓国はけしからん。今頃蒸し返してくる。」
■「韓国政府が悪い。韓国の国内で解決すべき問題だ」
■「韓国政府が悪い。日本から5憶ドルもらったのだから補償してやるべきだった」
■「韓国人徴用工と同様に日本人も徴用され、戦争で酷い目に合っている。だから韓国人徴用工だけが補償を求めるのはおかしい。」
■「日本が譲歩する必要はない。文在寅は困り果てればよい。」
などなどの対話遣り取りと、猫にも協力頂いた展示写真は次のHPをご覧ください。
「つながる市民@東京」 https://tunagaru-tokyo.jimdo.com/
2019年9月7日(土)、東京都渋谷区(ハチ公前)で『日韓連帯アクション0907』が行なわれました。
日本で広がる異様な嫌韓ムードに物申し、朝鮮半島にルーツを持つ人々への差別に反対し、これからも共に生きていこう!と意思表明する緊急アクションが渋谷駅前で行われました。元山仁士郎さん、林田光弘さん等が4日前にSNSで呼びかけたものです。
・秋山理央氏 撮影写真転載
https://note.mu/rio_akiyama/n/n49cd9143df20
・(参考)毎日新聞9/7 「嫌韓あおるのやめて」「差別や憎悪より友好を」大阪、東京で日韓友好呼び掛け https://mainichi.jp/articles/20190907/k00/00m/040/251000c
桑原さんは下記のメッセージを書いたボードを置き、目隠しをしてデモの現場に立ちました。
「私は日本人です。今、NO安倍集会が行われています。日本ではこれが反日デモと報じられ韓国人全員が日本人を嫌いだと思ってしまう人もいます。しかし、私はそう思いません。日本には、日韓友好を願う多くの市民がいます。韓国にも、日韓友好を望む多くの方がいると思っています。私は皆さんを信じています。皆さんも私を信じてくれますか?もしそうなら、ハグを。」
動画はダブルクリックによって全画面表示に切り替えができます。
動画には日本国内や韓国、海外から「安倍が嫌いなのであって日本人が嫌いなのではありません。この日本人の方に感謝します。」「こみ上げるものがある」「とても立派だ」などのコメントが寄せられています。
桑原さんが伝えるように、「国の政策」が嫌であっても、「人」が嫌いなのではないということ。桑原さんの勇気と行動力には毎回力をもらいます。(引用「9ポスト」https://9post.tv/276332 、ニコニコニュース)
私は政治家ではないので,何をすれば日韓関係に良い影響になるか?と悩みました。結局思ったのがフリーハグでした。
本当に優しい人に会ってとても幸せでした!
そして日本がもっと好きになりました!
ありがたくて愛しています! 2時間という時間が本当に短く感じられました。この動画の皆さんが皆さんの姿です!
日本人に愛を与えたかったが,愛されて申し訳ありません!
8/5 広島の平和記念公園にある「韓国人原爆犠牲者慰霊碑」前で、50回目の慰霊祭が開かれた。
日韓の政府間の対立が深刻化し、姉妹都市の交流事業などに影響が広がる中、両国の市民や学生ら約300人が参列し、異国の地で無念の死を遂げた人々に祈りを捧げた。